通りの真ン中に デンと 大きな… 大きな… 真黒の 黒ラブ… 老いた背を少し丸めて… 近づきながら 意識をよせる 見上げた 聡いその瞳… どこまでも 主人を慕う その瞳に 誠意が映る… なぜだろう… 見知らぬ君のその誠意が 心とともに… 伝わりゆくのを 今 感じた…
風のブログの新着ブログ記事
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鎮守の杜に ひどく小さな 二輪草 ふたりで座る ベンチのそばに まるで… あなたの中の わたしの居場所のよう 通りゆく ささやかな風 ひっそりと ふたりきりの小さな世界
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第一報は… 泣きじゃくる声だった 余命宣告から2年半… つかず離れず 見守り続けた 私たちの間を すり抜け あなたは 逝ってしまった 残された人たちに なんて…声をかけていいのか わからない ただ…時は満ちた… 土砂降りの雨の音… 子供たちのひそやかな はしゃぎ声… それでも… 明日は 晴れるのだ
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教えてもらった大社への道すがら 仰ぎみる 大斎原の 大鳥居… ぽっかり浮かぶ 白い雲 飛び行くつばめ… 想いはとおく… ただ…一枚の梛の葉を あなたへ贈る…
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流れる風に 運気を読んで あなたがそっと つぶやく 「とても 気持ちがいいね…」 水琴窟の高い 小さな音色 山の神へと…続く道… 「…どうする?」と問う声 あなたの足あとを 追う 私 どんな場所でも… ふたり笑えるょ… ホントだょ
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優しく 手をとられ 進む 静かな沢への 石参道… 川音がこだまする その渓谷へ ふたりで下る… おしゃべりはピタリと止んで ふりそそぐ 深い緑の香りに ふたり包みこまれる… こころの静寂… 心から大切にしたいと強く思う あなたが わたしの前を進んでいく…
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コツコツと 一生懸命 誠意を尽くし 人と向きあう 通じるとか通じないとかでなく それは…自分の中の闘い 善きことは人に譲りて 人を褒め 人 立てるこそ 人の人なる… うつ向かないょ だって 空には…お月さま
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てくてくと 確かに前を歩いてた 楽しい道のり お宮の前で 見失い 気がつけば 迷い道 ひとり 梅に聞いても わからない しるべなき道 風の吹くまま 流れてみよう
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機縁を重んじる者が 神さまに 愛される 機を逸っすれば 縁は消える 胸に沁みる 人の誠の こんぴらわんこ 今日のあなたは さみしそう… どうか… 遠つ神 愛み賜へ…
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