風のブログ

風のように吹いて消えゆく

風のブログの新着ブログ記事

  • ラブ…

    通りの真ン中に デンと 大きな… 大きな… 真黒の 黒ラブ… 老いた背を少し丸めて… 近づきながら 意識をよせる 見上げた 聡いその瞳… どこまでも 主人を慕う その瞳に 誠意が映る… なぜだろう… 見知らぬ君のその誠意が 心とともに… 伝わりゆくのを 今 感じた…

    nice! 1
  • 文字を書いてほしい…と あなたが言った 美しい文字を 書きたい…と 心から願った 墨を擦り 小筆を備え 何日もかけて… 手本を探した けれど… 日が経つにつれ あなたのとても大切にしているものに わたしの 筆が入る…ということが 怖くなった 映画の中の文様がふと あたまにうかぶ… 小事を軽んじず ... 続きをみる

  • bird call

    わかっているのに 知らんぷりで 言葉にしない あなたの 頭の良さが好きだ それは… 怪我をしたときの 息を吹きかけながら そっとしておくのに 似ている 取り立てて 目新しいことのない毎日に あなたの言葉が 不器用なわたしの中に 話してもいいんだよ…と 呼びかけてくれる 少しずつ…少しずつ 何年もか... 続きをみる

    nice! 1
  • つくよみ

    中秋の名月と呼ばれる日に 月読みさまを訪れる 額の汗は 流るるままに 神よりの雨 そぼ降るままに 論理を説かず 白黒つけず ただ…あるがままを受け入れて 感謝を祈る ひっそりと ただ ひっそりと神ありて 良き香りと心地よい調べ それだけあれば… 魂だけを観てとる神には 意味づけする 名前など 必要... 続きをみる

    nice! 2
  • 鎮守の杜

    鎮守の杜に ひどく小さな 二輪草 ふたりで座る ベンチのそばに まるで… あなたの中の わたしの居場所のよう 通りゆく ささやかな風 ひっそりと ふたりきりの小さな世界

    nice! 2
  • 陽だまり

    ほんの些細なキッカケで 知り合った… わたしたち 「友達だょ」って 彼女が言った… その一言で… 北の大きな大地に住む まるで 世界の異なる彼女と 小さな絆ができた 想いのまま生きて コロコロとよく笑う そんな 彼女が だいすきになった… 人見知りなわたしの ただひとりの… 大切な ともだち 〝美... 続きをみる

    nice! 4
  • 迅雷

    第一報は… 泣きじゃくる声だった 余命宣告から2年半… つかず離れず 見守り続けた 私たちの間を すり抜け あなたは 逝ってしまった 残された人たちに なんて…声をかけていいのか わからない ただ…時は満ちた… 土砂降りの雨の音… 子供たちのひそやかな はしゃぎ声… それでも… 明日は 晴れるのだ

    nice! 5
  • 或りしの熊野にて…

    教えてもらった大社への道すがら 仰ぎみる 大斎原の 大鳥居… ぽっかり浮かぶ 白い雲 飛び行くつばめ… 想いはとおく… ただ…一枚の梛の葉を あなたへ贈る…

    nice! 5
  • 吉備ものがたり

    流れる風に 運気を読んで あなたがそっと つぶやく 「とても 気持ちがいいね…」 水琴窟の高い 小さな音色 山の神へと…続く道… 「…どうする?」と問う声 あなたの足あとを 追う 私 どんな場所でも… ふたり笑えるょ… ホントだょ

    nice! 3
  • 龍 鎮まりて…

    優しく 手をとられ 進む 静かな沢への 石参道… 川音がこだまする その渓谷へ ふたりで下る… おしゃべりはピタリと止んで ふりそそぐ 深い緑の香りに ふたり包みこまれる… こころの静寂… 心から大切にしたいと強く思う あなたが わたしの前を進んでいく…

    nice! 3
  • たび

    どんなに近くに居ても 遠く感じる事がある‥ また どんなに遠くに離れて居ても 近しく思える事もある 人の心に距離は存在する いつも共にあるのは 自分の心 どちらを向いているか‥ 心の方位磁石で 光が決まる ポジティブは必ず ネガティブを呼ぶ どちらにも左右されない ゼロ…0地点に わたしは立ててい... 続きをみる

    nice! 3
  • ありあけの月

    コツコツと 一生懸命 誠意を尽くし 人と向きあう 通じるとか通じないとかでなく それは…自分の中の闘い 善きことは人に譲りて 人を褒め 人 立てるこそ 人の人なる… うつ向かないょ だって 空には…お月さま

    nice! 5
  • かむながら…

    相手を気遣う やさしい やりとりが好き きっと 誰しも 本音は 本気… けれど… タテマエと言われる事が 本音になったとき こころの摩擦は 小さくなるのかな? なにも考えないで 生きてみる 本音のわたしは わすれんぼうの ぼんやり…だ さむい空気に たかい空… なんでも自分次第…というなら 感じる... 続きをみる

    nice! 6
  • しるべ…

    てくてくと 確かに前を歩いてた 楽しい道のり お宮の前で 見失い 気がつけば 迷い道 ひとり 梅に聞いても わからない しるべなき道 風の吹くまま 流れてみよう

    nice! 6
  • わたつみのこころ

    ぼーっと 空を見上げた あなたへ つながる 水彩画色した 空を 人は自分で未来を描くという 自分の信じるもので 自らの世界は構成されていく 神などいないと信じれば 神のいない世界が… 愛を信じれば 愛ある世界が… とてもシンプルで とても 難しい… あなたとの 何気ない 普通の会話が とても好きだ... 続きをみる

    nice! 6
  • 星に祈りを…

    機縁を重んじる者が 神さまに 愛される 機を逸っすれば 縁は消える 胸に沁みる 人の誠の こんぴらわんこ 今日のあなたは さみしそう… どうか… 遠つ神 愛み賜へ…

    nice! 7
  • ゆびわの神社にて…

    大寒の日に 背に陽を受けながら あなたとてくてく歩く道 まっすぐで すこし くすぐったくて 流れる時間がはやい はやくおいでって 言われてるよう 鳥居をくぐると デンと大きな御神木 けれど… 小さなお社の 小さな小さな境内は まんまるな鳩さんたちの 集う場所… 気持ちのいい 風は西から吹き抜ける ... 続きをみる

    nice! 7