2018年5月のブログ記事
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第一報は… 泣きじゃくる声だった 余命宣告から2年半… つかず離れず 見守り続けた 私たちの間を すり抜け あなたは 逝ってしまった 残された人たちに なんて…声をかけていいのか わからない ただ…時は満ちた… 土砂降りの雨の音… 子供たちのひそやかな はしゃぎ声… それでも… 明日は 晴れるのだ
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教えてもらった大社への道すがら 仰ぎみる 大斎原の 大鳥居… ぽっかり浮かぶ 白い雲 飛び行くつばめ… 想いはとおく… ただ…一枚の梛の葉を あなたへ贈る…
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流れる風に 運気を読んで あなたがそっと つぶやく 「とても 気持ちがいいね…」 水琴窟の高い 小さな音色 山の神へと…続く道… 「…どうする?」と問う声 あなたの足あとを 追う 私 どんな場所でも… ふたり笑えるょ… ホントだょ
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優しく 手をとられ 進む 静かな沢への 石参道… 川音がこだまする その渓谷へ ふたりで下る… おしゃべりはピタリと止んで ふりそそぐ 深い緑の香りに ふたり包みこまれる… こころの静寂… 心から大切にしたいと強く思う あなたが わたしの前を進んでいく…