風のブログ

風のように吹いて消えゆく

つくよみ

中秋の名月と呼ばれる日に

月読みさまを訪れる


額の汗は 流るるままに

神よりの雨 そぼ降るままに


論理を説かず

白黒つけず

ただ…あるがままを受け入れて

感謝を祈る


ひっそりと

ただ ひっそりと神ありて


良き香りと心地よい調べ

それだけあれば…

魂だけを観てとる神には


意味づけする 名前など

必要がない

鎮守の杜

鎮守の杜に


ひどく小さな 二輪草


ふたりで座る ベンチのそばに




まるで…


あなたの中の


わたしの居場所のよう




通りゆく ささやかな風


ひっそりと


ふたりきりの小さな世界

陽だまり

ほんの些細なキッカケで

知り合った…

わたしたち


「友達だょ」って

彼女が言った…


その一言で…


北の大きな大地に住む

まるで 世界の異なる彼女と

小さな絆ができた


想いのまま生きて

コロコロとよく笑う

そんな 彼女が


だいすきになった…


人見知りなわたしの

ただひとりの…

大切な ともだち


〝美は観る者の 目に宿る〟