風のブログ

風のように吹いて消えゆく

bird call

わかっているのに

知らんぷりで

言葉にしない

あなたの 頭の良さが好きだ


それは…


怪我をしたときの

息を吹きかけながら

そっとしておくのに 似ている


取り立てて

目新しいことのない毎日に


あなたの言葉が

不器用なわたしの中に

話してもいいんだよ…と

呼びかけてくれる


少しずつ…少しずつ

何年もかけて わたしたちは

近くなった


ポトリと落ちた小さな種が

少しずつ 大きくなるように



とらのまき…に感謝をそえて

つくよみ

中秋の名月と呼ばれる日に

月読みさまを訪れる


額の汗は 流るるままに

神よりの雨 そぼ降るままに


論理を説かず

白黒つけず

ただ…あるがままを受け入れて

感謝を祈る


ひっそりと

ただ ひっそりと神ありて


良き香りと心地よい調べ

それだけあれば…

魂だけを観てとる神には


意味づけする 名前など

必要がない

鎮守の杜

鎮守の杜に


ひどく小さな 二輪草


ふたりで座る ベンチのそばに




まるで…


あなたの中の


わたしの居場所のよう




通りゆく ささやかな風


ひっそりと


ふたりきりの小さな世界